北九州市を代表する標高622mの山です。北九州国定公園の一部であり、野鳥や昆虫等、市街地のすぐ近くでたくさんの動植物等が生息しています。
皿倉山は、市内の多くの学校の校歌の歌詞に登場するなど、市のシンボル的な存在として多くの市民に愛されています。
皿倉山の名前の由来は、日本書紀に記された「神功皇后伝説」に由来すると語り継がれています。神功皇后が西征の折、山に登られてはるかな国々を眺望されて下山したとき、さらに夕暗が深まっていたので、「更に暮れたり」と言われたことから、「更暮山」あるいは「更暗山」と呼ばれ、「皿倉山」に転じたとされています。
山頂からの眺望は、昼は市街地や周囲の山系が見渡せる「360度の大パノラマ」、夜は「100億ドルの夜景」として、昼夜問わず、訪れる方を楽しませてくれます。
特に、「100億ドルの夜景」と称される夜景の美しさは素晴らしく、令和6年、北九州市は全国の夜景観賞士による投票で、皿倉山をはじめとした夜景遺産が評価され、横浜市、長崎市とともに、「日本新三大夜景都市」に認定されました(北九州市はランキング1位で2回連続)。